給湯器の取り付けにかかる費用と時間
給湯器の交換工事にかかる時間
給湯器を交換することにした場合、工事にかかる時間はどのくらいなのでしょうか。工事の間は確実にお湯が使えなくなるので、その長さによっては暮らし方のプランを考えなければなりませんよね。でも一般的にはそれほど長期間はかかりません。
工事の予定を直ちに組んでもらえた場合は、依頼したその日のうちに来てもらえて半日程度で取替完了ということもあります。ただしこれは新しく取り付けたい給湯器の在庫があった場合ですね。業者に在庫がなく商品を取り寄せなければならない場合は数日から1週間ほど待たされることもあります。この間に別のレンタル給湯器でつないでくれる業者も中にはあるようですね。
また、給湯器の燃料タイプを変更する場合や、エコジョーズなどの環境にやさしい給湯システムを取り入れたい場合などは、作業の規模が大きくなるため、工事も数日に渡って行われます。そのため緊急事態でないならば、冬場を避ける、旅行期間に合わせるなど、工事日の設定を少し考えたほうがいいかもしれません。
給湯器の交換にかかる費用の相場
給湯器の交換にかかる費用は、給湯器の商品代金＋工事費です。追い焚き機能がついているかどうか、オートかフルオートかなどによって料金が異なります。また、最近話題のエコジョーズはランニングコストが下がる分、交換時にかかる費用は高くなります。
ガス会社やメーカーに交換を依頼した場合に料金が割高になるのは、この商品代金がほぼ定価のままだからです。給湯器販売・設置専門業者に依頼した場合は、リンナイやノーリツ、パロマなどの新商品を3〜6割程度割引して販売してくれるので、その分交換にかかる総額はずいぶん安くなります。例えば、ノーリツのフルオートの追い焚き機能付きガスふろ給湯器（16号）は定価が336,000円ですが、これが湯ドクターに交換を依頼した場合、本体価格が137,760円になります。半額以下ですね。これにリモコン代と工事費を入れると202,860円。それでも本体を定価で買うよりずいぶん安く上がります。
このほかだいたいの相場を見てみると、給湯器＋リモコン（追い焚きなし）の20号の定価が17〜21万円で割引後の相場価格が5〜12万円、追い焚きありでエコジョーズ（オート）の場合だと定価が32〜37万円で割引後の相場価格が7〜24万円、同タイプの商品でフルオートの場合は定価が36〜40万円で割引後の相場価格が10〜27万円程度です。
見積りを依頼する際の注意点
費用の点で考えるならば、給湯器の交換は給湯器販売・設置専門業者に依頼するのがいちばんですが、業者によって費用はもちろん、その他のサービス内容も異なります。商品価格だけでなくあらゆる条件において最適な業者を選ぶためには、見積りを依頼する際に以下の点に注意しましょう。
まずは、給湯器の割引率です。現在使用している給湯器から取替可能な機種について、取り扱っている商品価格をチェックしましょう。定価からの割引率や割引後の価格はホームページなどでも事前に確認できます。そして工事費です。初めてこういった業者に依頼する場合は相場がわからないと思いますので、複数社に依頼して比較検討するといいでしょう。また、出張見積りを無料でやってくれるところもあれば有料の場合もあります。
そして最後にアフターサービス、つまり保証期間と保証内容についても要確認です。工事保証が無料で何年ついてくるか、そして商品保証はメーカーが提供するもの以外にどのくらい延長してもらえるか、それにかかる料金の有無などは業者によって様々です。保証内容によって取り付け後にかかる費用が大きく変わってくる可能性もありますので、しっかり確認してください。
